「イタリアワイン法」
イタリアワイン法(D.O.C.)は1963年にイタリア政府により制定され、 これを機にイタリアワインは品質とその水準が著しく向上しました。
D.O.C.(Denominazione di Origine Controllata)とは「統制原産地呼称ワイン」 のことであり、葡萄品種・生産地・栽培法・醸造法・収穫量・熟成方法・ 法定熟成期間などが厳しく規定を満たされたものにのみ与えられる呼称です。
その中のさらに上級なワインはD.O.C.G.(Denominazione di Origine Controllata e garantita)「統制保証原産地呼称ワイン」と区分され国による検査が行われ、 そのボトルの口には合格した事を証明するシールが貼られます。
現在、D.O.C.ワインは 225、D.O.C.G.認定ワインは以下の14が認定されています。Barolo, Barbaresco, Gattinara, Asti(Piomonte)
Albana di Romagna(Emilia Romagna)
Brunello di Montalcino, Carmignano, Chinati,
Vino Nobile di Montepulciano, Vernaccia di San Gimignano(Toscana)
Torgiano, Montefalco(Umbria)
Taurasi(Campagna)
Franciacorta(Lombardia)この規制は他のフランス・ドイツなどと比べて非常に厳しいもので、それだけ 品質の安定した優良ワインである証であり、イタリアワインの初心者に とっては、地域と葡萄品種をはっきり認識しながら理解して飲むことが出来る 便利な指標とも言えましょう。
それでは具体的にこのカテゴリーを見てみましょう。イタリアワイン法では 4つのカテゴリーに分類されます。上級ワインから順に上図のようなピラミッド 構造になります。
@D.O.C.G.(Denominazione di Origine Controllata e garantita) 統制保証原産地呼称ワイン
AD.O.C.(Denominazione di Origine Controllata) 統制原産地呼称ワイン
BI.G.T.(Indicazione geografica tipica) 地理的表示ワイン
CV.d.T.(Vino da Tavola) テーブルワイン
D.O.C.G.ワインとD.O.C.ワインはEC(ヨーロッパ共同体)のワイン法ではV.Q.P.R.D. (生産地限定優良ワイン)に相当し、I.G.T.ワインはフランスのVins de pays (ヴァン・ドゥ・ペイ)に相当します。イタリアワイン全体の中で D.O.C.G.とD.O.C.の占める割合はほんの10%強に過ぎません。 わたしにとっては、逆にその他のV.d.T.こそ宝の山のように思えてなりません。
D.O.C.G.より上のカテゴリーは、sottozona(地域),comune(市町村),fazione(地区), microzona(区画),fattoria(醸造所),vigna(葡萄園)と言ったさらに細かい地域の 限定になり、現在はその表記をラベルに載せるかどうかは製造者の任意によります。
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