Charleston/
チャールストン

Mondello,Parelmo
Tel.091-450171
営業:ヴァカンス期のみ


 ここパレルモ市内で夏に一番活気を呈するビーチが“モンデッロ”である。 混雑がなければ、市内から車でものの15分で行着く。週末ともなると パレルモ市民がどっと押し寄せ、さながら日本の湘南を思わせる。
しかしここはイタリア、ビーチにもしっかりと境界がしかれているのが面白い。 ビーチ中央の一等地はフェンスで囲まれ、中には簡易コテージとビーチパラソル、 ビーチベット、シャワーが完備された別世界。もちろん有料だが、ビーチを駆け回る“子供たち”に砂をかけられることも、うるさい“かき氷売り”の声に午睡を妨げられることもない。当然のことながら一般の市民は少し外れたビーチで芋を洗うような混雑と相成る。

 このモンデッロのビーチ中央から延びた桟橋の先に瀟洒なアラブ風宮殿が浮島の如く建っている。これがパレルモ市内でも有数のリゾートレストラン "Charleston le Terrazze Mondello"である。ヴァカンス期のみ営業という 贅沢な時間を過ごすためのレストランで、桟橋を渡るともうそこは別世界である。 ちなみに、本店はパレルモ市内(Piazzale Ungheria 30 / Tel:091-321366)にある。

 ここに来たら絶対にテラス席で食事をしてもらいたい。 Planzo(ランチ)は燦々と輝く太陽の下、ティレニア海を望み、 爽やかな地中海の透き通る風に肌をゆだねよう。 ぎんぎんに冷やした白ワインを、それも絶対に"Regaleali Bianco"、ただし今日は すこしだけ贅沢に"Nozze d'Oro"にしよう。メニューはシチリアの郷土料理から シェフ、ニーノ・タンティッロのアレンジしたものまで幅広く、 チョイスに戸惑うかも知れない。カメリエーレに躊躇せず、「今日のお勧めは?」 と尋ねよう。

 しかしここのお勧めはなんと言っても、「詰め物をした米茄子のオープン焼き」 ("Melanzane alla Charleston")、その大きさにまず圧倒されるが、 まさにシチリアの味。もちろん、「カポナータ」("Caponata di Melanzane")も はずせない。魚介だったら近海で採れた「海老の串焼き」("Spiedino di Gamberoni") は如何だろうか。
 さてセコンドは、ちょっと変わったところで「空豆とフェンネルのリゾット」 ("Risotto alle Favette e Finocchio di Montagna")をオーダーしてみては。 同じフェンネルを使った「鰯のパスタ」("Pasta con le Salde")は定番。 どちらもフェンネルの香り立つシチリアらしいセコンド。
 プリモは、 そう地中海で採れた「カジキマグロの詰め物」("Cornetti di Pesce Spada")は はずせない。シチリアでカジキマグロを食べずして、シチリアを語るべからず。 イタリアでもカラーブリアとシチリアの間にあるメッシーナ海峡は、屈指の カジキ猟の漁場。それはこの狭い海峡がカジキマグロの回遊路にあたるからだ。 だから、メッシーナのレストランでカジキマグロのメニューを置いてない店はない。
 最後はいよいよドルチェの登場、定番のカンノーリ("Cnannoli")とカッサータ ("Cassata")を是非食して欲しい。 もしワインが残っていたらチーズもここはしっかり用意してある。シチリア の「カチョカバッロ」("Caciocavallo Ragusano")、「ペコリーノ」、「リコッタ」 どれでもお望み次第。
 食後酒はシチリアの酒精強化ワイン「マルサーラ」から「パッッシート・ディ・ パンテレリア」といろいろ試して欲しい。南の太陽を燦々と浴びたアルコール度の 強いリキュールも、シチリアならでなのもの。



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