イタリアではチーズは"formaggio"と呼ばれ、これは"forma"を意味するラテン語の "formaius"もしくは"formagium"から来ている。"forma"とは「製造過程で使われる チーズを入れて固める“型”」のこと。
今でもイタリアでは「チーズ(型)1個」"una forma di cacio"と言った数え方が される。イタリアはフランスやスイスなどに優るとも劣らないチーズ生産国である。 というよりチーズのルーツは、料理やワインと同じようにイタリアと言えよう。 イタリアでは遥か紀元前からすでにエトルリア人によりチーズ作りが行われ、 ローマ時代には帝国拡大と共に今のフランスなどにその技術や製法が伝わっていった のだから。
イタリアで生産されるチーズの種類は300種は下らないと言われる。南北に延びる その地理的自然的条件によって全国各地で個性的な優れたチーズが生産される。 北では広い放牧地と豊かな牧草に育まれた乳牛から、いっぽう南では暑く乾燥した 気候からサルデーニャ、シチリアなどの山岳部を中心として羊やヤギの乳を使った チーズが作られる。これら個性豊かなチーズはイタリア政府と生産者組合によってDOC(原産地統制呼称)法、 DT(名称指定呼称)法などによって生産地、製造期間、熟成期間などが厳しく規制され その品質が保証されている。
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