「イタリアチーズ法」
ワインと同じようにイタリアのチーズにもその品質と個性を保護するために F.D.O.C.(統制原産地呼称)法が1992年に制定されています。 しかし、それより以前の1954年には、すでに“原産地呼称を保護するための法律”が 制定されていました。
F.D.O.C.法が制定された背景には、1992年にEC(欧州共同体)による農産物と食品に 関する政策として“原産地の表示と伝統的な特産品を促進し保護する制度”の制定 があります。
ご存知のようにヨーロッパEU(欧州連合)は1999年1月1日からのユーロ (欧州共同通貨)の誕生により経済的に一つになろうとしています。 農産物においても同じ事が起きているのです。すなわち、このF.D.O.C.法は、ECと ほぼ同じ規定と言えるでしょう。F.D.O.C.法ではチーズは F.D.O.C.(統制原産地呼称チーズ)とF.D.T. (名称指定呼称チーズ)にランクされます。
F.D.O.C.チーズは、ワインと同じく厳しい規制があり、特に規定された指定地域で その土地の乳から製造されたチーズのみがその名称を与えられ他の地域では 使用出来ない事になっています。
ですから、フランスやドイツ産のパルミジャーノ・レッジャーノは絶対に存在しません。一方、F.D.T.チーズは生産・加工・調整などのうち一つが特定生産地と結びついて いれば許可されるものです。
ですからドイツ産のモッツァレッラも存在するわけで、皆さんもきっとデパートや スーパーのチーズ売り場で見かけた方も多いのではないでしょうか。 しかし、ナポリ近郊で作られる本物とは似て非なるものです。どうか、名前に 惑わされずしっかりと裏のラベルを見て、"イタリア産"表示のあるモッツァレッラを 買って下さい。なお、この二つはE.U.規定のP.D.O.(保護指定呼称チーズ)にあたりますが、 これにはなんと40種もが指定されています。しかし、その中の10種はF.D.T.チーズ と同じく名称の保証がされていません。
[VALLE D'AOSTA]
1:Valle d'Aosta Fromadzo(P.R.D.O.)/2:Fontina
[PIEMONTE]
3:Bra/4:Castel Magno/5:Raschera/6:Toma Piemontese/7:Murazzano/ 8:Robiola di Roccaverano
[LOMBARDIA]
9:Quartirolo Lombardo/ 10:Provolone Valpadana/ 11:Bitto(P.R.D.O.)/ 12:Silter Val Camonica(P.R.D.O.)/ 13:Gorgonzola/ 14:Formai de Mut/ 15:Casera Valtellina/ 16:Casolet Val Camonica(P.R.D.O.)/ 17:Grana Padano
[TRENTINO-ALTO ADIGE]
18:Montasio
[VENETO]
19:Taleggio/ 20:Asiago/ 21:Montasio/ 22:Provolone Valpadana/ 23:Monte Veronese
[EMILIA-ROMAGNA]
24:Grana Padano/ 25:Parmigiano Reggiano
[TOSCANA]
26:Pecorino Toscano
[MARCHE]
27:Casciotta d'Urbino
[LAZIO] 28:Pecorino Toscano/ 29:Pecorino Romano [PUGLIA] 30:Canestrato Pugliese
[CAMPANIA] 31:Mozzarella di Bufala [BASILICATA] 32:Caciocavallo Silano
[SICILIA] 33:Pecorino Siciliano/ 34:Ragusano(P.R.D.O.) [SARDEGNA] 35:Pecorino Sardo/ 36:Fiore Sardo/ 37:Pecorino Romano
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