第1回 PIEMONTE
“Gastronomica d'Autunno”
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第1回目は“美食の秋”と題しピエモンテを中心にイタリアの秋の味覚をお届け しましょう。
まず最初にピエモンテ州について簡単にお話しましょう。地図を見てもらえば おわかりになるでしょうが、イタリア最西部に位置しフランスとスイスに国境 を接しています。
面積は5399ku(イタリア第2の広さ、ちなみに第1はシチリア州です。)人口 約4350万人です。
州都はTorinoで、統一イタリア最初の首都(1861〜65)であったことは意外と知 られていないようです。アルプスを背景にポー川沿岸に広がるイタリア第4の大都 市であり、サヴォイア王国の歴史を今に残す優雅で美しい町です。 近代イタリアを経済的に支えてきた北イタリア有数の工業地帯でありながら、アル プスを中心とした美しい自然環境は少しも変わることなく多くの観光客を魅了し 続けています。ピエモンテ(Piemonte)の名は、山の麓(Piede del monte)を意味するラテン語 “Pade montis”に由来します。まさに、アルプス連山に抱かれた山岳地帯、南の リグーリア州へ連なる丘陵地帯、そしてポー川流域のパダーノ平原という自然地形 から成り立っています。このような地形的条件によって、ピエモンテは他の州では 見られない豊かな自然の恵を受けているのです。
アルプスを望む山岳地帯はイタリア有数の牧草地帯で、飼育されている牛からは 数多くの 乳製品が生産されています。
そして、パダーノ平原のノヴァーラ、ヴェルチェッリ両県ではイタリア国内生産量 の60%もの米を生産します。
丘陵地帯では野菜や果樹栽培が行われ、なだらかなモンフェラートやランゲの丘 を中心に名だたる葡萄畑が連なっています。
そして、最後に忘れてはならないのがアルバ地方で採取される 白トリフです。この自然の恵がピエモンテ料理に大きく影響していることは言うまでもない事です。 ピエモンテはトスカーナやエミリア・ロマーニャに優るとも劣らないまさに“美食 の王国”なのです。
とくに秋から冬にかけてピエモンテ料理はその持ち味、魅力を余すことなく私たちに 見せてくれます。そのバリエーションの豊富さと、量の多さに初めて訪れた人は おそらく驚嘆の声を上げることでしょう。
しかし、この地方の厳しくかつ寒い冬を過ごすために考え出された様々な知恵と工夫 の現われなのです。
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