DOLCI(ドルチェ)
トリノは知る人ぞ知るイタリアを代表する“ドルチェの都”です。 今やイタリアを代表するその名を世界中に知らしめた多くのドルチェが ここピエモンテで生まれています。
そしてもう一つ忘れてはならないのが、ここトリノがイタリアでのチョコレートの 、そしてヨーロッパにおけるチョコレート産業の発祥の地であることです。 トリノの“イタリア一美しい広場”とうたわれた“Piazza San Carlo”へと続く 高級メインストリート“Via Roma”を歩くと、ショーウインドウにまるで宝石を 散りばめたように美しく飾られたチョコレート菓子を売る高級菓子店を何軒も目にします。
今でこそ有名なかのスイスの菓子職人達でさえ、18世紀末から19世紀にかけては その技術を習いにトリノへ押し寄せたとか。
トリノのシンボルとも言われるとりわけ有名なチョコレート菓子“Giandujotti” (ジャンドゥイオッティ)は、1865年のカーニヴァルで"la Caffarel Prochet Gay" によって生み出され、1867年“Giandujotti”の名で売り出されました。その名は トリノの舞踏会の仮面“Maschera Torinese”から由来し、今日でもCaffarel社 の製品にはこの仮面がトレードマークとなって印刷されています。
この“Giandujotti”は、ランゲ地方の特産品ヘーゼルナッツを使った柔らかい チョコレートで一粒づつ奇麗な銀紙に包まれ奇麗に箱詰めされて売られています。
そしてもうひとつ、トルローニ“Torroni”があります。やはりピエモンテ特産の ヘーゼルナッツ、蜂蜜をふんだんに使った白いもろいお菓子でご存知の方も多いのでは。 その甘さはさすがのトリネーゼ達でも「虫歯の元」とか言う程。そうは言っても彼らは 大の“Torroni”好きなのです。
では、リストランテのメニューで定番のドルチェを何品かご紹介しましょう。Bonet(ブネ)
これは、ピエモンテのリストランテでは必ずメニューに載っているまさに定番のドルチェ。 もともとは、ランゲやアルバ地方の伝統的なドルチェでした。
この名前は帽子を意味する“borretto”にその由来があります。つまり、食事に来た人は 最後に帽子を被って帰ります。そこで、料理の最後に出されるのがこの “Bonet”なのです。
牛乳、卵、砂糖、カカオ、アマレッティ(ビスケットの一種)を使ったチョコレート プディングで、冷たくして出されます。Panna cotta(パンナ コッタ)
日本でもつい数年前に爆発的にブームを起こしたので、ご存知の方も多いでしょう。 これもまたここピエモンテのランゲ地方で生まれたドルチェ。
その名前(“クリームを煮込んだもの”)の通り生クリーム、砂糖、卵にコーヒーや バニラなどが入ってゼラチンで固めたもの。
1900年台にハンガリー出身のある婦人によって生み出されたと言われています。
Zabaglione(ザバイオーネ)
今や世界中にその名を知られ、イタリア以外のレストランでもメニューに名前が 載せられるドルチェ。その名前はスペイン人の聖人“Baylon Pasquale”から由来したとか。 ちなみにトリノではお菓子職人の聖人として知られています。
このドルチェは17世紀の末に当時カルロ エマニュエル 一世(Carlo Emanuele T) 付のコックが考え出したと言われています。
☆この料理のリチェッタは “料理教室(ricetta)”をご覧ください。