| ウソップ 勇敢なる海の男を目指す者よ 強さとは、怖れぬ心とは何をいしずえとし、何によって立つものか その答えをぬしは心に抱いているか 俺は以前、ぬしの父親に会った かつて、自らの夢のために妻と子を置いて海へ出た男 恨むなとぬしに言うことは誰にもできまい だがあの男もそれを承知でなお、己が夢へと漕ぎ出したのだ 勇敢なる男よ。彼はその背に十字架背負うことを懼(おそ)れなかった そは、ぬしの恨みではなく、ぬしに済まぬと思い続けるその心 それこそが、彼の十字架 強さとはただひたすらに己が心においてのみ戦わすもの 己が優しさが痛み生むならば、ぬしはそれをいしずえとし、それによって立つがいい もしもまたあの男に会うことあれば、俺はきっとこう言うだろう 「ぬしの息子に会った。こけつまろびつの良い季節を謳歌(おうか)していた」と 4月1日 ――ジュラキュール・ミホーク |