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ミホークよりのはなむけの言葉
Greeting words from Mihok



サンジ


今日はあの男の話をしようか。。。
もちろんぬしのよく知るあのゼフのことよ
そう、あの仕合わせな男
なぜかと?
ぬしには知る由もなかろうが、あれが海で見出した最も素晴らしきもの、ことによっては伝説のオールブルーよりも稀有(けう)なるものは、ぬしという宝ぞ
「引き継ぐ者」という、まこと得難い宝
正直俺はあれの「赫足」と料理の「腕」の両方を同時に引き継ぐことのできる者などおらぬと思っていたが、海はあれにとってはまこと慈悲深くあったようだ
勿論(もちろん)ゼフはただぬしに引き継がせただけではない
あれ自身もまた変わった――そう、柔らかくなったな
あれの完璧な料理に欠けていたものをあえて指摘するなら、それは「剛」がかちすぎていたということ
それがぬしを得て、ふふ、あとはぬしの知るゼフぞ
人は己に誠実にあれば知らず人を救うことがある
ゼフがぬしを救ったようにまた、ぬしがゼフを救ったのだ
すまぬがもう一杯ワインをくれぬか?

3月2日

――ジュラキュール・ミホーク

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