月下美人 05.02.2002

夏の夕暮れにほんの一刻だけひらくはかない花。
実は中国から輸入されたたった1株が株分けによる株分けで広まったそうで,雌雄別株のこの花はしたがって日本国内では実を結ぶことがほとんどないそうです。そうして実を結ばないからまた株分けして貰う。。。
それを繰り返した日本の月下美人は出会っても出会っても自分の分身ばかりの寂しい美人になりました。異国の地にたった独りで過ごす姿が鷹の目様に通じるものを持つ気がします。
キングプロテア 05.04.2002

なんじゃこりゃと思わず言っちゃうドデカイ花です。クィーンでなくてキング。でもそのとおりです。
扁平なひまわりに比べ,子どもの頭ほどもある丸さがスゴイ。アーティチョーク(朝鮮アザミ)に似ていますが食う気にはなれません。自然の花でありながらどうにも人工物くさい作りも反則ものです。
自然界は実は非常にメカニックなのだと,こういうものをみるにつけ思いますが,鷹の目様にはこのくらいウソくさい花が似合うと思います。
グロリオサ 05.05.2002

「栄光の」という名前からしてゴージャスですが,満開になるとおしべめしべに対して花びらが全部そっくり返ってしまうミョーな花です。華麗だけどヘン,そんなところが鷹の目様?というのはさておき,この「花と鷹の目」シリーズを考えた時にいちばんに思いついたのがこの花でした。でも最後に描く私はひねくれものです。

このシリーズは黒地に色を置いていき,黒い部分は塗り残すというひねりワザで描いてみました。面白かったです。